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NHKラジオビジネス英語に出てきた表現 — walks of life

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NHKラジオ講座「ラジオビジネス英語」に出てきた表現のうち、番組内で特に説明されていないけれども、日常会話で使えそうなものを取り上げます。 今回は walks of life です (2021年5月10日放送分)。NHKのテキストでは 「職業、仕事」 という意味として紹介されていました。 英和辞典で walk を調べると、名詞としての語義の5~6番目ぐらいに 「生活ぶり、暮らし方、(社会的・経済的) 地位、職業」 などと載っています。 英英辞典で walk を調べると、辞典によって多少の表現の差はありますが、やはり 「職業」 や 「社会的地位」 という意味があるようです。 walks of life を直訳すれば 「人生の歩み」 なので、 “人生をどのように歩んできたかによって職業や社会的地位が決まる” という考え方に基づく表現なのかもしれません。 NHKのテキストでは all が前に付いていたので all walks of life でしたが、 every walk of life とすることもできます。 every を前に付ける場合は walk が単数形になることに注意してください。また、 various walks of life では 「さまざまな職業」 という意味になります。以下に例文をいくつか挙げておきますので、参考にしてください。 Every walk of life was closed against them. 彼らにはあらゆる分野の仕事が閉ざされていた。 People from all walks of life attended the party. パーティには各方面の人が出席していた。 Our graduates are active in all walks of life. 卒業生は各方面で活躍している。 He has acquaintances in various walks of life. 彼はいろいろな方面に知り合いがいる。

NHKラジオビジネス英語に出てきた表現 — firsthand

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NHKラジオ講座「ラジオビジネス英語」に出てきた表現のうち、番組内で特に説明されていないけれども、日常会話で使えそうなものを取り上げます。 今回は firsthand という単語です (2021年5月10日放送分)。この単語には形容詞と副詞があり、NHKのテキストでは  firsthand information (直接の情報)  のように形容詞として使われていました。 ● firsthand (adj.) 直接の、じかの、直接得た My opinion is founded on firsthand experience. 私の意見は直接得た経験に基づいている。 Overseas travel helps to establish firsthand contacts with places and peoples. 海外旅行はさまざまな土地や国民とじかに触れるのに役立つ。 ● firsthand (adv.) 直接に、じかに I heard the news from her firsthand , so it must be true. 直接本人から聞いたんだから事実に違いない。 The children experienced nature firsthand at the camp site. 子供たちはキャンプ場でじかに自然と触れた。 ※ 副詞の firsthand は at first hand と置き換えることができます。 Walking around looking for work, I experienced at first hand how cold the outside world can be. 就職口を探し歩いて、世間の冷たい風を身にしみて感じた。 Having seen the damage caused by the earthquake at first hand , I learned what a natural disaster can do. 地震の被害を目の当たりにして、自然災害の恐ろしさを知った。

英検1級レベルの単語と例文 — abortive

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abortive [əbɔ́ːrtiv] … (計画などが) 不成功の、失敗に終わった、実を結ばない … failing to achieve the desired result: not successful His efforts proved abortive. 彼の努力も失敗に終わった。 She made several abortive attempt to recoup her losses. 損失を取り戻そうと何度か試みたが、うまくいかなかった。 He made several abortive efforts to go into business for himself. 自営業を始めようと何度か努力したが、いずれも挫折に終わった。

NHKラジオビジネス英語に出てきた表現 — give (目的語) to do

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NHKラジオ講座「ラジオビジネス英語」に出てきた表現のうち、番組内で特に説明されていないけれども、日常会話で使えそうなものを取り上げます。 今回は2021年4月23日 (再放送は4月30日) の柴田先生とジェニーさんのディスカッションに出てきた次の表現です。 “... the pandemic has given companies to consider reforms, ...” パンデミックは会社に改革を考えるきっかけを与えた... 和訳の「きっかけ」にあたる単語が英文にないと思われた方もいるのではないでしょうか。これは誤植で単語が抜けているのではありません。 give (目的語) to do で 「(目的語) に~させる」 という意味になります。さまざまな英和辞典を見てみると、どれも他動詞の語義のだいぶ下の方に載っており、重要度としてはあまり高くないのかもしれません。ただ、番組内で実際に使われたことから、知っていて損はない表現だと思います。 ちなみに to do の部分の動詞には、 believe 、 think 、 know 、 understand など、認知に関連する動詞が入ることが多いようです。上記の例文では consider が使われていました。その他の例文を以下にいくつか載せておきます。 He gave me to believe that he would help us. 彼の口ぶりから私たちを助けてくれると思った。 The struggle gave her to experience the miseries of life. この苦闘により彼女は人生の苦悩を味わった。 I was given to understand that she was guilty. 私は彼女が有罪だと思い込まされた。