NHKラジオビジネス英語に出てきた表現 — give (目的語) to do

NHKラジオ講座「ラジオビジネス英語」に出てきた表現のうち、番組内で特に説明されていないけれども、日常会話で使えそうなものを取り上げます。

今回は2021年4月23日 (再放送は4月30日) の柴田先生とジェニーさんのディスカッションに出てきた次の表現です。

“... the pandemic has given companies to consider reforms, ...”
パンデミックは会社に改革を考えるきっかけを与えた...

和訳の「きっかけ」にあたる単語が英文にないと思われた方もいるのではないでしょうか。これは誤植で単語が抜けているのではありません。give (目的語) to do「(目的語) に~させる」という意味になります。さまざまな英和辞典を見てみると、どれも他動詞の語義のだいぶ下の方に載っており、重要度としてはあまり高くないのかもしれません。ただ、番組内で実際に使われたことから、知っていて損はない表現だと思います。

ちなみに to do の部分の動詞には、believethinkknowunderstand など、認知に関連する動詞が入ることが多いようです。上記の例文では consider が使われていました。その他の例文を以下にいくつか載せておきます。

He gave me to believe that he would help us.
彼の口ぶりから私たちを助けてくれると思った。

The struggle gave her to experience the miseries of life.
この苦闘により彼女は人生の苦悩を味わった。

I was given to understand that she was guilty.
私は彼女が有罪だと思い込まされた。


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