remember、recall、recollect、remindの使い分け

英語には 「思い出す」「覚えている」 という意味の英語表現がいくつかあります。その中でも特に混同しやすいのが remember 、 recall 、 recollect 、 remind の4つではないでしょうか。これらはそれぞれニュアンスや使い方に違いがあり、適切に使い分けることでより正確な英語表現ができるようになります。 remember 最も一般的で広く使われる。意識的な努力なしで自然に記憶にとどまっている状態や、何かを思い出す行為全般を指す。未来にするべきことを忘れないようにする場合にも使える。 ◆ ポイント 継続的な記憶:過去から現在まで忘れずに覚えている 自然な想起:意識的な努力を伴わずに思い出す 未来の行動:これからするべきことを忘れないようにする ◆ 例文 I remember that the earthquake was quite terrifying to my very young mind. その地震は幼心に非常に怖かったことを覚えている。 Do you remember where you put the keys? 鍵をどこに置いたか覚えていますか? Remember to lock the door when you leave. 出かけるときにドアに鍵をかけるのを忘れないでね。 recall 過去の事実や情報を意識的に、かつ努力して記憶の中から引き出す、呼び起こすというニュアンス。よりフォーマルな表現で、ビジネスや公式の場面でよく使われる。 ◆ ポイント 意識的な想起:能動的に努力して記憶を呼び起こす 詳細な情報:漠然とした記憶よりも、具体的な情報や事実などを思い出す フォーマルな場面:報告・記録・証言などの場面でよく使われる ◆ 例文 I'm trying to recall her exact words. 彼女の言葉を正確に思い出そうとしている。 I can’t recall the number off the top of my head. 今すぐにはその数字を思い出せない。 The witness could not recall what happened that night...