on one's own merit (自分の実力で) の説明と例文


基本的な情報

on one's own merit は「自分自身の実力で」という意味です。つまり、外部の要因(家柄、コネ、人種、性別、外見など)に左右されることなく、純粋に自分の能力や努力だけで評価されたり成功したりすることを表します。特に雇用教育昇進などの公平性が重要視される場面でよく使われます。

※人に対してだけでなく、物事に対して使うこともできます。その場合、「広告や評判に惑わされず、内容そのもので判断する」といった意味合いになります。

さまざまな例文

個人に対して使う場合

She was promoted on her own merit, not because of any connections.
彼女はコネではなく、実力で昇進した。

The committee will consider each applicant on his or her own merits.
委員会は各応募者をその人自身の資質に基づいて審査する。

He succeeded on his own merit despite coming from a poor background.
彼は貧しい家庭の出身にもかかわらず、自分の実力で成功を収めた。

物事に対して使う場合

This book should be judged on its own merit, not because the author is famous.
この本は著者が有名だからではなく、それ自体の価値で評価されるべきだ。

The movie was awarded on its own merit, rather than relying on a star-studded cast.
その映画は豪華なキャストに頼るのではなく、それ自体の出来栄えによって受賞した。

The policy was evaluated on its own merits, considering both its benefits and risks.
その政策は利点とリスクの両方を考慮しながら、それ自体の是非に基づいて評価された。

merit と merits の違いは?

上記の例文をご覧になるとわかるように、単数形 merit が使われている場合と複数形 merits が使われている場合があります。どちらを使うかによってニュアンスが多少異なります。

単数形 merit を使う場合

その人や物が持つ全体的な価値や実力を一つのまとまったものとして捉えている

複数形 merits を使う場合

複数の長所や利点があり、それぞれに着目して個別に評価している

まとめ

on one's own merit は、不公平な評価や外部の干渉を排除して、純粋な実力や価値を重視するという点を強調しており、能力主義(meritocracy)の概念と密接に関連しています。この表現を使うことで、評価や判断の根拠が明確であり、より公平で客観的な視点であることを示すことができます。

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