put (someone/something) on the map (~を有名にする) の説明と例文

put (someone/something) on the map の意味と由来
put (someone/something) on the map は「(人、場所、物などを)世に知らしめる、有名にする」という意味のイディオムです。たとえば、小さな町がある出来事をきっかけに一躍有名になる、無名のアーティストがヒット作で注目される、といった場面でよく使われます。
この表現の由来は非常に直感的です。昔は「地図に載る」ということが、ある場所が認知されていることの証でした。無名の村や町は地図にすら載らない存在だったのです。そのため、“to put a place on the map”が「誰も知らなかった場所が注目されるようになる」という意味合いで使われるようになりました。そこから転じて、人、製品、作品など、場所以外のものにも使われるようになったのです。
ジャンル別の例文
🏙️ 場所について
The opening of the art museum put the sleepy village on the map.
その美術館の開館によって、その静かな村が有名になった。
The casino will put our town back on the map.
カジノのおかげで私たちの町は再び脚光を浴びるだろう。
Hosting the World Cup put the small town on the map for soccer fans around the world.
ワールドカップを開催したことで、その小さな町は世界中のサッカーファンに知られるようになった。
👤 人について
Her good performance in her first film really put her on the world map.
初出演した映画での好演によって彼女は世界的に有名になった。
The viral video put the young comedian on the map overnight.
その話題の動画で、その若手コメディアンは一夜にして注目を集めた。
Winning the Nobel Prize put the scientist on the map globally.
ノーベル賞の受賞により、その科学者は世界的に知られる存在になった。
💼 会社・ブランドについて
The release of their eco-friendly car put the company on the map.
その環境にやさしい車の発売で、その会社は注目されるようになった。
Their new smartphone design put the startup on the map in the tech industry.
その新しいスマートフォンのデザインで、そのスタートアップはテック業界に知られるようになった。
A collaboration with a famous designer put the brand on the map.
有名デザイナーとのコラボにより、そのブランドは有名になった。
🧪 発明・研究について
The breakthrough discovery put the university on the map.
その画期的な発見が大学の名を世界に知らしめた。
Their discovery of a new particle put the research team on the map in the physics community.
新しい粒子の発見によって、その研究チームは物理学界で知られるようになった。
Their groundbreaking work on renewable energy put the lab on the map.
再生可能エネルギーに関する画期的な研究で、その研究所は脚光を浴びた。
まとめ
このイディオムを覚えるときは、「地図にピンを刺す → その存在が注目される」というイメージで捉えると覚えやすいでしょう。語源をイメージでつかみ、ジャンル別の例文で使い方を確認することで、より自然に覚えることができます。こうした表現をうまく使えると、文章や会話に深みが出ますね。
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