仮定法未来について

仮定法未来は、未来の出来事に対する仮定を表現する際に使われる文法形式です。実現可能性の程度によって、主に2つの形があります。

(1) If + 主語 + should + 動詞の原形 ~ , [帰結節]

意味:未来の実現可能性が低いことを表します。ただし、絶対に起こりえないことの仮定には使いません。

帰結節:would、should、mightのほか、直説法や命令法も使われます。これは、話し手が実際にその可能性を考慮しているため、現実的な対応や指示を表現できるからです。

《例文》

If our flight should be delayed by more than two hours, we would miss the connecting flight.

万が一フライトが2時間以上遅れるようなことがあれば、乗り継ぎ便に間に合わないだろう。

If the weather should turn bad during our trip, we have a backup plan.

旅行中に万が一天気が悪くなったら、代替プランがあります。

If I should die unexpectedly, please donate my body to science.

万が一突然死ぬようなことがあれば、私の体は献体してください。

(2) If + 主語 + were to + 動詞の原形 ~ , [帰結節]

意味:(1)よりさらに現実性が乏しく、まず起こり得ない、可能性がほぼゼロの仮定を表します。

帰結節:would、should、mightが使われます。

《例文》

If the sun were to rise in the west, I would not betray you.

たとえ太陽が西から昇っても、私は君を裏切らない。

There is a great likelihood that all mankind would be annihilated if a full-scale nuclear war were to break out.

もし全面核戦争が起こったら、全人類が絶滅する公算が大きい。

If I were to become a millionaire overnight, I would donate half of my wealth to charity.

もし一夜にして億万長者になるようなことがあれば、財産の半分を慈善団体に寄付するだろう。



最終更新:2025年6月7日

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